思​春​期​(​instrumental)

by Pekopon

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1.
行き場のない子供たちは 一人で生きる勇気もなく やっと気付いた 何もない大人の自分に どうして こんなにも苦しい 僕はここにいる 大人になるということは 諦めることだと知った 信じている どうにもならないはずのこと 今でも 僕だけは 違うと 一人溺れてる
2.
想像してみてほしい この世の全てが内輪受けだと ありふれた疎外感に 今も囚われたまま そんな大層な話をしようというんじゃない 今までどこにいた? まだ始まったばかりなのに 君の言動はわがままなガキそのもの ずっと思ってた、ずっとね 消費し続けることが幸せなら、君は今でも十分に幸せだ 目を閉じていても 眠りにはつけないまま 少しずつ追い詰められてゆく 妄想がはっきりしていくにつれ、自分でもわかるようになって来た 僕こそが正常なのだと 振り切れた思考に 身を委ねてみる これこそが僕の、精一杯の表現 心の底から誇りに思う この声に行き場はない 消費することを幸せと思えないのなら、君の居場所は初めからどこにもないし、 選んだのは君だ。そして誰一人として君を否定など出来ない 激しさだけが増してゆく 頑なに口は閉ざされたまま 揺さぶられた感情からは 何も生まれず いつかは報いを受けるだろう でもそれは今じゃない 自分を傷つけてなんども確かめようとした どんなに叫んでも どんなに掻きむしっても そこには何もこもらない 全てが遠い、遠いんだ 息苦しい沈黙 カーテン越しの景色を想像する 届かない、全てが これこそが僕の精一杯の表現 埃まみれの蓋を開けて 全てをぶちまける 価値のある孤独などない 何もかもこじつけでしかないなら 聞こえてくるこの声はなんなんだ 文脈から外れて走り出した言葉が 何度でも突きつけてくる 初めから信じていれば良かったのに 初めから諦めていれば良かったのに 貼り付けられたレッテル 苦しみを客観視して 安心したいだけ そう 全ては自分のため 全ては自分のためだから いつもどこかが壊れている 無意識の自己防衛が 誰にでもあるはずのひたむきさを 僕から奪い取った 全て存在しない 初めから何も始まっていなかった この狭い部屋で完結するだけの物語 見せかけの聴衆に 今日も訴えかける あなたが聞いてくれるのならば 少しは気持ちを込められるのに 僕たちが欲しいのは真実では無くて 最後まで都合の良い虚構でしかないから 誰も彼もに見放された時 無機質な感動が僕を襲う ほんの少しの違和感にかけてみた 同調する勇気がないのなら あぶれるのは当然のことだろ そう 全ては自分のため 全ては自分のためだから 納得済みのはずのことでグダグダ文句をこねる君を見ていると 自分がまだまだまともに思えてくる 馴れ合う場所があるだけまだマシじゃないか 冷静になったって良いことなんて何一つ無かった 飲み込みが悪いのが君の短所であり、長所でもある 頭の中をぶちまけて、自己嫌悪の沼にいつまでもハマっていれば良い いくらだって方法はあったはずだ いい加減動けよ、今すぐに 僕の怒りは正しいし 伝える義務があるはずだ 思い込みの先にある何かを信じてもがき続ける 残された道はもうそれしかないから
3.
きっと 夢は 叶わないと 君はいつも 繰り返した 僕は今も 僕のために 歌を歌う だけで もう何もかも うんざりなんだよ 報われない 一人で 泣くよりも 下手でもいいと 叫んでみる あぁ それでも 意味を 求めて しまうよ 誰でも いいから 理由を ください 叶わぬ 夢に しがみついて 僕らは 生きてる 普通のことだろ 夢中で生きてるだけで 無性に虚しいのはなぜだろう 押し寄せる 日々に 埋もれてくだけで 僕たちはカケラも残せぬまま ほらまた 繰り返すよ 普通に生きてるだけで 無性に恥ずかしいのはなぜだろう 不器用な君を 誰も知らない だからこそ 歌を歌うのでしょう?
4.
目は虚ろ 無口なまま 君は今幸せ? 答えの無い日々に 先があればいいのにね 少しずつ 君の方へ 歩み寄る表情は 笑っている 君に向かって 同じ嘘をつくだろう 愛してる 目を閉じて 思い描くのは 少し足りない 君の笑顔
5.
薬を飲み干して よそ行きの服へ着替えたのに 別人になれば 乗り切れたのかもしれないね ドアを閉めた ラッキー 僕も 君のこと 嫌いさ 終わりならば そう言って ねぇ 振り出しに戻す時だろ 今こそ とりとめのない思考だけ 僕の頭を埋め尽くしてゆく 眠れない午前2時書き尽くした 中身のない僕の中身のない思いを (聞こえているか? お前のやっていることは時間の無駄だし 誰一人として幸せにならない 頼むからやめて欲しい 誰も笑ってない) 僕だけの世界に 理屈などいらない 歳だけを取り 君は醜くなった (二十歳を過ぎて 改めて人と話すことに怯えている自分を自覚するようになった 自分の中の何かをねじ伏せるような感覚 余韻だけで生きるのは難しい 感情的になることの何がいけない? 何かを学べば学ぶほど、誰しもが苦しんでいるという当たり前の事実を突きつけられるだけ) 暗い部屋で テレビの灯りが 汚いお前の 頬を映す 僕の 頭が おかしいのか
6.
僕はこの街で 下らない仕事をしてる 君はきっと 平気で生きる 悲しいね 同じような日々を過ごして来たのにさ 今まで 君は 生きがいを掲げて 高らかに歌うだろう 遠ざかる 背中にかける 言葉など 知らないよ あぁ 数え切れないほど うなだれて歩いた道 探してる 君と 僕は ねぇ なぜ違う 僕が正しい そう思えるほど 積み上げて 生きて来たわけじゃない だからこそ今 僕は泣きながら 問いかける 君はなぜ 変わらないの 平気な顔をして ずっと 君の顔がちらついて 焦りで目を覚ますよ 全て自由にできたはずが これは誰のせいなの? 「いつか全て 君の糧になる」と くだらない理想には ねぇ 僕を縛り付けて来た 憎しみに似た何か その答えが あるのでしょう その先へ 君の その手を 握りしめて 離さないで それでも悔しい 近づいてみせるよ 憧れは 形を変え 君を 超えて 走り出す
7.
周りを見ても 不安になるだけ 目を閉じて 思い描くのさ 愛してる 触れることもできず それでも良い 僕は これしかない
8.
ただ 君は 人より 優しかっただけ なぜ いま 理由を 明かすことにした あぁ 夢を見てる 気付いて 君は天使 なぜ 届かぬ 思いを 抱えるだけで 僕のことを 焼き尽くしていく 嘘だと 君のこと 忘れる気がして この日々を 書き留めた ねぇ 何もかも 僕には 理解できない なぜいま? 僕だけには 本当のことを 教えて欲しいよ 気付いたら 誰からも 見放され この嘘に 救われる
9.
子供の頃 プールの底まで潜って 目を開けて周りを見渡すのが好きだった 自分が自分じゃなくなったような気がして、周りの人たちも人間じゃない何かに見えて、一人だけどこか違う世界に行けた気がした つまんない学校だとか 不安な将来のことなんて考えなくていい 僕はもうこれ以上傷つきたくなかった 肺の中の空気を全て吐き出し 息の続く限り沈み続ける その息苦しさすら、僕には心地いいと感じた 朦朧とした意識の中、上を見上げると 太陽の光に透けて知らない人たちが蠢いている光景がたまらなく好きだった 今思えば、安心していたんだと思う この人たちにも生活があり、毎日を生きているという当然の事実から目を背けられる気がして 自分をもう卑下したくない 肯定するにはこうするしかなかった 今でも僕は自分のことを異常だとはどうしても思えないし、思いたくもない この結論に至るのは至極当然のことだったはずだ 誰に向けたワケでもないが、言わせて欲しい 心の底からありがとう
10.
さよならきっと 僕たちは変われない 死ぬまでずっと 後悔だけしている 傷ついて今日も 一人帰り道 楽しくはない それだけのこと 終わらない思春期が 僕らを蝕む それでも自分を 信じてみる 生きる ために 言葉にはできない 漠然とした不安 僕はただ普通になりたかったのに 喪失感だけが 心の中 残った 僕はすでに 限界がきている 全て 馴れ合いと気の持ちようだと 信じている 子供の頃 いつも 描いていた 輝かしい未来は あるはずもない 妥協点でしかないんだとしても もうすでに僕は 戻れない所まで来ている だけど 君となら 叶わない夢なんて ないような気がして 形のない 生き甲斐など 今の僕にはいらないから もう答えは出たはずさ その先へ 深呼吸して歩く 終わらない道の先で 君に会えたら… もうここで 行き止まり 本当は気付いてた でも僕らは 諦められず 信じてる 笑わせない あぁ もう一度 下らない話を 出来るなら そのままで 変わらないでと歌にして 届けよう 届け!
11.
どうでもいいと 言えるまで 回り道してきた またひとつ歳をとった 憂鬱が加速していく 心が死んでゆく音がする そうしてこのまま 誰からも見向きされずに 生きていく いつか折り合いをつけてみせるから 僕のこと忘れないでね 惨めだよ こんなことになるなんて思ってなかった さようなら また明日

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新しく出したアルバムから歌を消したバージョンです。
よろしくお願いします。

credits

released April 12, 2020

Vocal, Guitar, Drums, Piano :吉村
Bass :桑原

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Pekopon Fukushima Prefecture, Japan

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